ACST GmbH（ACST）は、ヨーロッパ地域向けに、ミリ波およびサブミリ波用途のSchottkyダイオードの継続的な供給を行う目的で、2006年4月に創立されました。以来、ACSTはこの日進月歩の分野において、研究組織をサポート・強化するヨーロッパ初のサプライヤーとなりました。
ドイツのTechnische Universitat Darmstadt（TUD）のスピンオフ企業として、ACSTはテラヘルツ・テクノロジー分野におけるTUDでの20年以上にわたる技術標準、研究開発活動、および蓄積された経験を引き継ぎました。ACSTはこれを利用して、RFモジュールおよびTHzシステムにおいても、THz Schottkyコンポーネントの製造技術における堅固な基盤を構築しています。
過去10年間にわたり、ACSTはESA、EC（EP7 & H2020）、ドイツ政府（連邦教育研究省、連邦経済エネルギー省）、および業界の大手パートナーによるサポートを受けて、20件以上のR&Dプロジェクトに着手してきました。蓄積された経験とノウハウは、ACST開発戦略に効果的に取り入れられ、これにより、ACSTはミリ波／サブミリ波における究極のパフォーマンスを目指すSchottkyベースのテラヘルツ・テクノロジーにおけるヨーロッパの大手調達元に成長することができました。
強力なテクノロジーを背景として持つACSTはこれまでさまざまな宇宙プロジェクトに関与してきました。現在はヨーロッパおよびアジアにおける宇宙ミッションに対して製品および技術支援を提供しています。
ACSTのビジネス・モデルは、コンポーネント製造技術とRFエンジニアリングという2つの中核的な能力に依存しています。ACSTではこれらの両活動が互いにサポートし合って、顧客志向の製品とサービスの開発を大幅に促進しています。

コンポーネント製造技術：
その傑出した知的財産と堅固な技術的基盤に支えられているACSTは、「フィルム・ダイオード・プロセス」（FDプロセス）という特別なプロセスを開発しました。これは、転用された絶縁膜上でのIII-V半導体デバイスおよびMMICの製造に使用されます。FDプロセスは特に、最も高い周波数アプリケーション向けに開発され、パフォーマンスと再現性の観点から、テラヘルツ・テクノロジーにおける画期的な開発です。現在ACSTは、新しいタイプのダイオードの開発、さまざまなIII-V半導体、MMIC、顧客志向のダイオード構造への関与によって、ヨーロッパにおけるリーダーシップを維持しています。

Micro Harmonicsはバージニア州フィンキャッスルに所在するハイテク企業です。
当社はファラデー回転アイソレーターおよびサーキュレーターを含む高度なフェライト・コンポーネントに特化しています。当社は、WR-15からWR-3.4までの標準的なあらゆる導波管帯域において50-300 GHzをカバーするファラデー回転アイソレーターの完全なラインを提供しています。当社はこのラインを、下方はWR-28（26-49 GHz）の帯域、上方はWR-2.8（260-400 GHz）およびWR-2.2（330-500 GHz）の帯域まで拡張する計画を立てています。当社は現在、低温で最適なパフォーマンスを発揮するために設計された一連のアイソレーターを開発しています。2019年3月に、当社はWR-10の低温アイソレーターを初めて導入しました。これに、WR-12からWR-3.4までの帯域の低温モデルが続く予定です。当社はすべての製品を米国で設計・製造しています。
当社のコンポーネントは、NASA JPL（ジェット推進研究所）を介したSBIR（中小企業技術革新制度）助成金に基づき開発されました。議会のSBIRの承認における文言により、当社の製品は唯一、政府調達のために調達することができます。